中心である

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コンタクトしたまま

「コンタクトしたまま」で検索すると、たくさんの人がコンタクトしたままいろんなことをしてることがわかる(だいたいは寝てる)。でもよく考えると「コンタクトする」ってちょっとおかしい。「コンタクトをつける」「コンタクトをつけたまま」がより正確なんだろうけど、ほかにもこういうタイプあるかな。「メイクする」はそんなに違和感感じないのも不思議だ。

ニュ・キュ

本を読んでいたら「マニュキア」とあった。「manicure」なのだから「マニキュア」なのではと思って調べたら、やはり後者のほうが適切っぽい。スマホでも「マニュキア」と打ったら「マニキュア〈もしかして〉」と出てくる(Gboard)。手動をマニュアルって言うしそれに引っ張られているのかもしれない。シュミレーション(○シミュレーション)とか、コミニュケーション(○コミュニケーション)の間違いと同じ匂いがする。

あいまいな鳥

アンソニーホロヴィッツのミステリー小説『メインテーマは殺人』をAudibleで聴き始めた。まだ序盤しか聴いてないのでおもしろいかどうかは分からないものの、雰囲気が良いなと思ったので他の作品をKindleで読んでみようと思った。

 

この著者の、いろいろな賞を獲った有名な作品があるのは知っていた。カタカナ4文字の鳥のイラストが表紙に描かれているという曖昧な記憶だけある。カワサギ殺人事件?(カワサギという生き物はいない)、ワカサギ殺人事件?(ワカサギは魚)。Kindleアプリの検索に入れても出てこない。正解は『カササギ殺人事件』だった。読んでみよう。

ひと駅先でもいい(よくない)

「ふだん降りる駅のひと駅前で降りて歩いてみましょう」というようなことがよく推奨されている。身体を動かせるし、毎日同じ帰り道の景色に飽きてきた自分も時々ひと駅前で降りて歩いてみたりするのだが、繰り返しているとその景色にも飽きてくる。ふと「別にひと駅前じゃなくても、ひと駅先でもいいじゃん」と思って、最近はひとつ先の駅で降りて帰宅している。その新鮮なルートに満足していたのだが、ひと駅前だと定期券内だけどひと駅先だと定期券外だから余計にお金がかかってることに気づいた。だから「ひと駅前」だったのか。自分がまぬけすぎて悲しくなった。

7月8日の14時

7月を「なながつ」と言う。「しちがつ」と言うと、1月と間違われる可能性があるため、そう言う癖がついてしまった。4月は「よんがつ」と言うとさすがに不自然すぎるので、「しがつ、よんがつ」と並列して言うようにしている。8日は4日と間違われないように「はちにち」と言う。亜種として、「14時、午後2時」みたいな言い方もする。午後の時間って勘違いを招きやすすぎると思う。14時の午後4時感、15時の午後5時感。

夢のショッピングモール

会社の近くはよく店が潰れたりマンションがなくなったりしていて、次はどんな建物が建つんだろうと同僚と話したりする。その同僚はときどき「イオンモールできるといいね」と言うが、絶対できるわけない。土地が狭すぎる。仮につくったとしても、1フロアに1テナントしか入れない。でも、そういうショッピングモールがあっても楽しいかもしれない。50階建てくらいで、1フロアに1店舗ずつ入ってて、エレベーターは1基。楽しくないか。

恐怖と単純

子どものころ、ミステリーものを読んだり見たりするのが好きだったけど、臆病だったので夜が怖かった。家にいても、泥棒が入ってきて偶然出くわした自分が殺されてしまうのではないかとおびえていた。その不安を親に話すと、「泥棒と殺人鬼は別なんだから大丈夫よ。泥棒は物を盗むために入ってくるだけで、人を殺すためにやってくるんじゃないんだから」と言われ、たしかにそうだなと納得してから、恐怖はやわらいだ。でもあらためて考えると、そうとも言い切れない。泥棒に入って住民に見つかってしまったら、自分の犯行を隠したいがために衝動的に人を襲うことだってあるだろう。こんなことあらためて考えなくったってそうなんだけど、子どものときは単純すぎてふつうに納得してしまっていた。そのおかげで穏やかに過ごせたのだから、単純な人間でよかったと思う。